光触媒コーティング
光触媒とは?
光触媒とは太陽や蛍光灯などの光が当たると、その表面で強力な酸化力が生まれ、接触してくる有機化合物や細菌などの有害物質を除去できる環境浄化材料です。そのため、光を十分に必要とする光触媒を使用する場合、住宅やビルの壁面に使用するのがとても効果的です。
例えば、光触媒に含まれる二酸化チタンが太陽光に当たると活性酸素が作り、汚れを分解する「セルフクリーニング機能」を発揮します。また、塗膜が超親水状態という水を弾く状態になることにより、雨が降った時に分解した汚れを洗い流す効果もあります。
さらに、光触媒塗料は耐用年数が長いことが特徴で、最長20年と言われています。一般的に、塗料はグレードによって耐用年数と価格が変動し、安価なアクリル塗料やウレタン塗料の耐用年数は5〜8年、シリコン塗料は10年と言われています。そのため、この20年という耐用年数は、現在販売されている塗料の中でも非常に長い耐用年数なのです。
光触媒のもつ4つの効果
光触媒の大きな働きは、分解と超親水性の2つです。二酸化チタンが光と反応することで、活性酸素を作って有害物を分解します。また、酸化チタンに光と水が当たることで表面が親水基で覆われるため、表面についた汚れを浮かせる効果があります。それが水に当たることで洗い流され、自動的にキレイにする効果があるのです。
光触媒の分解と超親水性という2つの働きにより、
抗菌、抗ウイルス
防カビ、防菌
防臭
防汚
といった、快適な生活に欠かせない効果を発揮します。
光触媒の抗ウイルス効果
光触媒がコロナ禍で注目を集めた理由は、なんといっても抗菌・抗ウイルス効果です。ウイルスの種類を選ばず、有害物質のみを水や二酸化炭素へ分解します。人体への影響もなく、突然変異で発生した新型コロナウイルスにも効果的なので、感染症対策のひとつとして検討している人も多いです。
光触媒をコーティングするメリット
室内に光触媒をコーティングすることにより、抗菌効果はもちろんのこと、汚れを防止する、嫌なを抑える、空気がキレイになるなど、たくさんのメリットが挙げられます。使用するコーティング剤によっても異なりますが、長い期間効果が続くため、除菌を定期的に行うよりも手間が少なく、室内をより快適な場所にすることができます。